Supernova / Water of Blue or lighter
”エネルギーをキャンバスに乗せる事”を目的とした“Blast Painting”について
詳細を見る
本作品は、松嶺のアイコニックな作画スタイルであるBlast Paintingによって制作された作品の一つ。
本作品は、生命の源となる「水」をテーマに作画したものの1つ。松嶺は幼少期盛んに川遊びを行っていました。松嶺が生まれ育った雫石町には、非常に水の澄んだ一級河川「雫石川(*通称:竜川)」があります。松嶺は小学校の夏休みが来ると竜川に毎日のように通い、水中眼鏡をかけ、銛を持って魚獲りをしていました。水中眼鏡越しに見える竜川の水中風景は、上流域の渓流の生物の水族館のようでした。川を泳ぎまわる豊富な魚たち、川虫に川底のミズゴケ、水の中ならではの生物の息吹を存分に感じられる環境でした。
そんな生物の命を育む根源となるのが水です。松嶺は息を止めて水中に潜り、自身の身体を水の流れに任せて漂うのが好きだったと言います。水の中に身体を預けると、水の粒子の一つひとつがバイブレーションしていることを肌で感じられるのです。水がもつ優しい力のエネルギーをキャンバスの上に表現しました。
CATEGORIES