”エネルギーをキャンバスに乗せる事”を目的とした“Blast Painting”について
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本作品は、松嶺のアイコニックな作画スタイルであるBlast Paintingによって制作された作品の一つ。
松嶺が制作拠点とする岩手県は積雪量の多い地域である。時に雪害と言われる様に、現代の生活様式において雪は害をなすものとして忌み嫌われる傾向にある。一方で、その雪もまた美しき四季の風情の一つであることを感じとって頂く為に、松嶺は本作品を制作している。

雪は美しき自然からのギフトである。その一粒一粒もまた、フラクタル幾何学状に爆発を起こして生まれては、大地に降り注いでくる。春になると全てが消し去られ、蒸発し、また自然の輪廻の中に取り込まれていく。

火と爆破で焼き上げた「Burning White / 灼熱の白」。4枚のキャンバスへの総爆破数は3,000発超であった。

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